関東〜東北ぐるり旅*奥日光戦場ヶ原をハイキング

東北ふたり旅

旅の始まり

6月の梅雨の晴れ間、私と夫のみっちーは、車で横浜から東北を巡る旅に出かけました。

友人夫婦から、八幡平と秋田駒ケ岳のお花畑の旅に誘われたのが発端で、決まっているのは秋田で友人と泊まる温泉宿だけ。

私の目的は各地の写真を撮ること、夫の目的はバードウォッチングをしたり東北の美味しい地酒を飲むこと。

あとはお天気と気分次第、行き当たりばったりな旅です。

みっちー
みっちー

東北道はやっぱり空が広くて、運転するのも気持ちいいよね〜。

奥日光戦場ヶ原を歩く

横浜から東北道を通って日光に入ると、華やかな海外からの一団やお巡りさんに出会いました。この日はちょうど広島G7の、男女共同参画・女性活躍担当大臣会合が日光で開かれていたのでした。

お昼前に奥日光に到着したのですが、午後から雨の予報を聞いて、この日は小田代ヶ原まで行くのはあきらめて、湯川沿いに戦場ヶ原をぐるっと周るショートコースにすることにしました。

車は赤沼自然情報センターの奥の駐車場に停めました。

赤沼自然情報センター

◆営業時間:カウンターは9:00〜16:00 (7/1〜8/31 までは17:00まで)

◆車でのアクセス:日光駅周辺からいろは坂経由約60分

◆バスでのアクセス:JR日光駅・東武日光駅から「湯元温泉」行きバス約60分、「赤沼」バス停下車徒歩3分

◆電話:0288-55-0880 (日光自然博物館)

赤沼自然情報センターでは、カウンターの方が戦場ヶ原の情報などを詳しく教えてくれます。花の開花情報や野鳥、野生動物についてもたくさん掲示があり、ここに立ち寄ってから行くといいかもしれません。

ここら辺は僕らも住んでるからあまり驚かせないでね!

ツキノワグマの目撃情報

誰の骨でしょうクイズ

ビジターセンターのスタッフの方から「触ってみてください、誰の骨か分かりますか?」と聞かれました。

左からシカ、ツキノワグマ、キツネ、サルだそうです。キツネは思いのほか小さいですね。

戦場ヶ原の花と鳥

情報センターから歩き出し湯川沿いの遊歩道に出ると、可愛いオシドリの女の子に会いました。白いアイラインと羽のブルーがチャーミングです。

オシドリ♀

sara
まりこ

数日後にはヒナたちを連れて湯川を泳いでいる姿が見られたそうですよ!

アートオブジェのような倒木

木の根が真横に広がっています。戦場ヶ原は冬季の凍土が深いので、木があまり根付かないとガイドの方に聞きました。生えていてもひょろひょろとした木が多いですね。

川沿いにも倒木がたくさん

白樺の木もひょろひょろで、風で倒れてしまいそうです。

アヤメ

湯川沿いのアヤメは今が見頃

ハクサンフウロ

7〜8月に見頃を迎える

アキアカネ

これから秋にかけて成熟すると、今は褐色の色も、赤とんぼらしく真っ赤になるそうです。

ノビタキ幼鳥

あどけない表情のノビタキの幼鳥。ずっと親を待っています。まだまだ敏捷に飛び回れないので、キツネやカラスの餌になってしまうことも多々あるのだそうです。しっかり飛べるようになる秋には南方に渡ります。

ノビタキ♂

高い木の梢でさえずっていたのはノビタキ♂。

ウグイス

大きな口を開けて必死でさえずるのはウグイスの幼鳥かな。この時期のヒナたちは巣立ったばかりで右も左も分からず、人間のすぐ近くにボーッととまってくれたりするので観察しやすいのです。もちろん驚かさないようにそーっと。

草原は鳥たちのベビーラッシュです。あちこちで餌をねだるヒナたちの声や、親鳥のさえずりが草原に満ちていてました。

小学生の子どもが撮ったオオジシギの写真を見せてもらいました。春に南から渡ってきてここで繁殖し、秋にはまた南半球に帰るのだそうです。

みっちー
みっちー

今回声だけ聞いた鳥は、アカゲラ、コゲラ、キビタキ、カッコウ、ホトトギスなど。

谷地坊主 

湿地帯には水の浸食や動物たちに踏まれてこのような形になった谷地坊主がたくさんあります。

今年はレンゲツツジの当たり年だそうで、いたる所に鮮やかなオレンジの花が群生しています。7月にはホザキシモツケが咲き出し、あたり一面がピンクの絨毯になるそうです。

この後雨が降ってきたので車に戻りましたが、また季節を変えて来てみたい場所となりました。

時と場合の木道マナー

戦場ヶ原は野鳥の宝庫でもあるので、じっくりバードウォッチングを楽しむ方も多いと思うのですが、今回私たちが訪れたのは日曜日とあって、レンジャーさんに連れられ、たくさんの子どもたちとすれ違いました。

こちらは二人で、反対側からは小学生20人ぐらいのグループが何チームもすれ違っていきます。多分最初に「道ですれ違ったら挨拶をしましょう」と言われていて、それを子どもたちは忠実に守っているのは感心するのですが、こちらにしてみると「こんにちは」と言われたら黙っているわけにもいかず、ずっと「こんにちは、こんにちは」と言い続けることになります。木道なので避けることもできず、ちょっと疲弊してしまいました。

指導者の方にはぜひお願いしたいです。戦場ヶ原のような場所ではあいさつはしなくていいと指導していただければ嬉しいです。

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